1952-02-18 第13回国会 衆議院 予算委員会 第18号
○苫米地(英)委員 御承知の通り、国会内に租税完納本部というものがあるのであります。これは先年できたのでありますが、その後いろいろな関係から有名無実に近いものになつております。
○苫米地(英)委員 御承知の通り、国会内に租税完納本部というものがあるのであります。これは先年できたのでありますが、その後いろいろな関係から有名無実に近いものになつております。
先般來租税完納本部ができまして、いろいろな宣傳ポスター、そういうものがはられました。現在でも東京の財務局におきましては、入口のところにころいうポスターがあります。「今あなたが納める税金はやがてあなた方により以上の収穫を與えるものです」。こういう文句を書いたポスターが、新潟税務署と名前がはいつて財務局の入口にはつております。
○赤松委員 租税完納本部では、租税完納に關する運動を效果的に展開するために、各地をまわつておるのでありますが、各員の一致した見解では、現状のような脆弱な税務機構、竝びにその待遇上の問題を考えまするときに、とうてい昭和二十三年度における徴税は、政府の甘い期待のようなわけにもいかないという印象を率直に受けておるのであります。
実は財政金融委委会として租税完納本部をつくつておるわけです。それは今年二月にできてから大分活動をやつて、御承知の通り非常に大きな税金も、ほとんど政府の期待通りに徴収できましたし、さらにまた租税が非常に公正妥当でないというふうな点から問題も釀しておつて、財政金融委員会としても、この問題は非常に重要視しておるわけであります。